2009年6月29日月曜日

『既成概念をぶっ飛ばせ!』

『思い込み』と言う言葉があります。人は知らず知らずのうちに、勝手にルールというものを作ってしまいます。日常生活は無論のことで、空手に限ってはなおさらです。
空手では突き蹴りをベースに稽古をします。これは試合のルール上、勝つために大会ルールに合わせた稽古をするのは当然です。


しかし、です。試合、ルールに縛られたまま稽古を積んでいくとどうなるでしょうか?

その答えはまた後日…


さて、『逆転の発想』のお話。
人は見ず知らずの人間に急につかまれるとどうなるでしょう?
まさか超リラックスすることはありませんね。
硬直・りきむ・緊張すると思いますがいかがでしょうか?

人は力んだり、緊張するとすべてが軽くなります。力いっぱい握り締めた拳で殴っても、軽くなります。

例えばみなさん子どもを『おんぶ』したことありますか?同じ子どもで重みが違う時などないですか?

あまりいい例えではありませんが、交通事故などで重症患者がいたとします。そのとき患者はぐったりしていて脱力してます。担いで運びこむのは相当な労力を使います。
反対に、競馬でのジョッキーは馬にただ座っているだけではありません。馬には座らず中腰の態勢を維持しながら、少しでも馬の負担を下げ、速く走れるようにしています。

例えになったかどうかわかりませんが、緊張して硬直すると軽くなり、脱力して弛緩状態になると重くなるということです!(自分の中での結論!)

しかし、つかまれたり投げられそうになると、人は触られただけで緊張し、投げられまいとさらに踏ん張り、結果自ら相手に技をかけやすい状況を作ってしまいます。
60キロ70キロの鉄の塊を簡単に投げれません。簡単に相手に投げられない身体造りを目指し日々トレーニングに励んでいます。

押されたり、タックルされても岩のようにびくともしない。どこに力を入れ、どこに力を抜くかで誰でも簡単に『強靭な下半身』を手に入れることができます。

全ては逆のことをするのです。『既成概念』とは正反対のことをすることで起こる妙技!

興味のある方はぜひ一度お越しください。特に道場生のお父さん、お母さん方に習ってほしいので、皆さんよろしくです。

以上 『上野道場 館長 朱 隆昌の思い込み』より でした。

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