2009年7月14日火曜日

【戦友】と【心友】

昨日一つの【別れ】がありました。


YMCAで長年練習してきた竹田竣介、颯吾兄弟が諸事情により地球の裏側に引っ越すことになりました。


兄の竣介は心技体を兼ね備えた実力派。

弟の颯吾は小学1年生ながらすでに上級生と対等に闘えるほどで、兄をも上回る素質を秘めています。




今月中に引っ越すということで、先日上野道場に最後の練習にきました。




早速YMCAで行われた審査結果を発表し、結果は

竹田竣介 3級

竹田颯吾 7級

と、なりました。


二人とも見事とび級です。




急遽、兄の竣介に10人組手の試練を課しました。

身体はボロボロ、気力だけで相手に立ち向かいます。


最後の10人目は野場先生が相手です。

先生の容赦ない攻撃にも耐え、最後まで心折れず戦い抜きました。


10人組手終了後、【戦友】たちとアツイ握手。

心の絆は深まり、いつしか【心友】へと変わる。


竣介、颯吾!

これから異国の地での生活が始まるけど、自分というものをしっかり持ち、どこに行ってもキラリと輝ける魅力ある存在になってください。

1年後の一時帰国の際は上野道場に遊びに来て、みんなとまた一緒に練習しよう。

それまで上野道場生たちはさらなる成長を遂げていると思うので、竣介、颯吾も成長した姿を是非先生に見せてください。

上野道場 館長 朱隆昌の餞

2 件のコメント:

  1. 子供の頃から『キャッチボール』が好きでした

    ただただ自分勝手な剛球を投げ込めばいいわけではなく、相手の取りやすいところに相手のとりやすい球を投げ込む

    会話はなくとも球を投げ会っているだけで、そこには『無言の会話』と『相手を思いやる気持ち』が感じられるからです

    『十人組み手』はまさに、そんな『瞬間』を感じさせてくれる素晴らしい経験だと思います

    『相手を思いやる』からこそ無用の手加減はなくなり

    『相手を思いやる』からこそ無用の乱暴さもなくなり

    相手に『精一杯やったんだ』という自信を、充実感を感じてもらうために

    まさに『拳』で『体』でのみ『語り合う』

    素晴らしい伝統だと思います


    きっとそんな瞬間を『仲間』と共有しあえた子供達は、優しく強く育つと信じています

    YMACの仲間が少なくなるのは寂しいですが、きっとこの日の思い出が、自信が、『脩己会』の縫い取りの道着が 子供達を支えてくれることでしょうね

    お疲れ様でした


    Y太郎

    返信削除
  2. まさにY太郎さんの言うとおりだと思います。
    『10人組手』や『思いやり』については、書くと長くなるので、また後日ということで。

    『別れ』がありますが、また逆に『再開』という喜ばしい出来事も最近あります。

    YMCAの道場生が中学生になって復帰してくれました。
    中学1年生でみなさんも良く知っている茶帯君です。

    一度やめた子がまた復帰してくれるって、最高です!

    去年から上野でもYMCAでも復帰する子が結構増えてきて、これからもっと盛り上げていきますので、ご安心ください。

    返信削除